日本物流団体連合会は9月3日、ベルサール秋葉原などで会員企業30社と共同による「第6回物流業界インターンシップ」を、8月26~30日の5日間にかけて開催したと発表した。
<業界研究セミナー>
インターンシップには、119名の学生が参加。初日は、参加者全員を集めたオリエンテーションとして、参加企業30社が構えるブースを学生が訪問する業界研究セミナーなどを実施した。
2~4日目は各企業での訪問・体験期間とし、各社の物流拠点見学や、座学、現場体験業務、座談会、ビジネスシミュレーションゲームなど、工夫を凝らしたカリキュラムが実施された。
<国土交通省新川課長補佐による講演>
<グループワーク発表会>
最終日は、午前中に国土交通省総合政策局物流政策課の新川課長補佐が「日本の物流政策について」と題し、「物流の現状」や「総合物流施策大綱と施策例」について講演。講演後には、参加学生間の情報共有を目的に物流業をテーマとした企画提案型のグループワークが行われ、20チームに分かれて活発な議論・意見交換がなされた。
同日午後の座談会では、参加企業若手社員との交流の場として、物流いいとこみつけ隊を含む参加企業スタッフ総勢39名が、1名~2名で学生5名程度を担当する座談会をローテーションで3回行い、一人ひとりの学生の様々な質問に応答し、交流を深めた。
その後、物流連の宿谷事務局長による「学生目線で見る物流業界」と題した物流業全般の総まとめの講演会が行われ、5日間の全プログラムを終了した。
参加学生からはインターンシップを通して、実際に物流施設を見学・体験することで物流業への理解が深まる良い機会となったとの声が多く上がっていた。