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マンハッタン・アソシエイツ/ダイキンの空調機器倉庫にWMS導入

2021年11月12日/IT・機器

マンハッタン・アソシエイツは11月12日、大手空調機器メーカーであるダイキン・オーストラリアが、 シドニーに新設したダイキンパーク・ディストリビューションセンター(DC)で、 Manhattan SCALE(マンハッタン・スケール)を稼働させたと発表した。

WMS(倉庫管理システム)のManhattan SCALEは、 オーストラリア最大の空調機器用DCであるダイキンパークでの製造、 在庫管理、受注、出荷など全ての倉庫内業務を最適化する、統合的な倉庫管理ソリューションとして活用される。この新たに導入されたソリューションは、ダイキン・オーストラリアのDC業務をエンド・ツー・エンドで可視化、コントロールするとともに、近年オーストラリア国内で大きな成長を遂げている同社の成長を強力に支える。

ダイキン・オーストラリアでオーストラリア・ニュージーランド地域のサプライチェーンとITの責任者を務めるマイケル・トラッド氏は、「ダイキンパークの倉庫管理システムとしてマンハッタンを導入したことで、倉庫、輸送・物流、顧客に関するデータへのアクセス環境は大きく改善され、DC内のオペレーションを完全にコントロールできるようになった。COVID-19のようなビジネスに変化が起こりやすい状況下では、そうした様々なデータに可視性を持たせることは非常に重要。可視性を得たことで、作業効率と顧客体験を向上させるために必要なビジネス上の意思決定を、より迅速かつスムーズに行うことが可能になった。また、この機能強化により、配送員や顧客と共有できる情報量が大幅に増え、注文処理プロセスのあらゆる側面から情報を提供できるようになった」とコメント。

マンハッタン・アソシエイツのオーストラリア・ニュージーランド地域の責任者であるラガヴ・シバル氏は、「Manhattan SCALEソリューションは、何枚のパレットが、いつ、どこに、どのような順番で配送するかを事前に計画することができるので、ダイキンではトラックへの積み込みをより効率的に行うことが可能になる。さらにドライバーや配送情報などリアルタイムなデータにアクセスすることで、配送経路を最適化できると同時に、顧客に配送状況を極めて正確に知らせることができるようになるのもダイキンにとっての大きなメリットのひとつ」と話している。

ダイキン・オーストラリアは、3PL依存から脱却し、WMSを自社で導入するという計画を推進する中で、ダイキンパークのオペレーションをサポートするシステムとして、マンハッタン・アソシエイツの最新ソリューションを導入することを決定した。Manhattan SCALEが新しいDCの中核となったことで、同社では、ビジネスや顧客のために取り組む社内の改善活動に必要不可欠な“可視性”を、評価、管理、オペレーションの各工程において高めることを可能にした、としている。

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