東京流通センター(TRC)は12月1日、「(仮称)物流ビル新A棟」の新築工事に着手したと発表した。
この物件は地上6階建・免振構造の延床面積20万5000m2のマルチテナント型物流施設で、2023年8月末に竣工を予定している。
敷地は、東京都心・羽田空港に近接、首都高速羽田線「平和島」出入口まで約1㎞・湾岸線「大井南」出入口まで約3㎞、また、東京モノレール「流通センター」駅徒歩1分と雇用優位性が高く、物流拠点として最適かつ希少な立地。
TRCでは、敷地内施設の再開発第一弾として、物流ビルB棟(延床面積約17万940m2)が2017年6月に竣工し、都心湾岸部屈指の大規模マルチテナント型・都市型物流施設として、竣工依頼満床稼働している。
物流ビル新A棟については「流通の変化を支える、都市型価値創造拠点」をコンセプトに、物流ビルB棟はじめ自社保有物件・運営管理受託物件で得られた利用者の声を反映した計画とするとともに、昨今の社会環境の変化や、物流ニーズ・利用方法の多様化にも対応する、これまで以上にフレキシブルな面積帯(最小約475.5m2~/145坪~)・スペック(豊富な電源容量、給排水・給排気対応)で顧客が利用できる物件となっている。
地上6階建のこの施設は1~3階が小割区画になっており、標準区画435坪・最小区画訳145坪と都心エリアの物流施設で最小面積帯での利用が可能。そのため、大型物流施設のメリット(免振構造・充実した共用部・管理体制・BCP対応ほか)を享受しながらも、事業ステージに応じたムダの無い拠点構築が可能だ。
区画面積に応じた豊富な電源容量、給排水・給排気対応を備えており、倉庫+α(オフィス・ショールーム・メンテナンス拠点ほか)の複合的な用途に適している。また、小割倉庫エリアである1~3階は屋外歩廊を設置して、歩行者・車両の動線を分離することで、安全かつ快適に専有部へアクセスすることが可能。
そのほか、持続可能な物流を支える取り組みとして、TRC LODGEの運営による、物流効率化ソリューションの提案、BCP対応・環境への配慮として、免振構造や非常用発電機、壁面緑化、電気自動車充電スタンドを備えている。
物流効率性と従業員の快適性も両立。都心最大級の屋上駐車場(約400台)や車両待機スペース(約20台)を整備。緊急な配送や将来の変化に対しての円滑なオペレーションをサポートする。また、敷地内には、多数の飲食店をはじめ、医療機関・郵便局・コンビニエンスストアなどのサービス施設を用意。教養の休憩室・屋上アメニティスペース・喫煙室などを設けている。
なお、隣接する物流ビルB棟の1区画にモデルルームをオープン。倉庫区画のサイズ感や区画内の一部を執務室・休憩室として利用する倉庫+αのイメージを体感できる。
■概要
名称:(仮称)物流ビル新A棟
所在地:東京都大田区平和島6-1-1
交通:東京モノレール「流通センター」駅徒歩1分
首都高速羽田線「平和島」出入口1㎞
首都高速湾岸線「大井南」出入口3㎞
公法規制:準工業地域・流通業務団地
延床面積:約20万5000m2(6万2000坪)
貸付面積:約15万6000m2(4万7000坪)
規模:地上6階建・屋上駐車場
大型80台・乗用車158台他 計383台
構造:RC-S造・免振構造
基本設計・CM:三菱地所設計
設計・施工:鹿島建設
竣工:2023年8月末(予定)
(倉庫仕様)
床耐荷重:1.5t/m2
柱スパン:10.15m×11m
天井高:1F 梁下有効5.7m
2~6F 梁下有効5.5m
プラットフォーム:1F 0.8m
2~6F 1.0m
照度:平均300ルクス(床面)
ドックレベラー:各区画に設置スペース確保
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