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ESR/約20万m2の横浜幸浦DC1を初公開、隣接地でDC2開発中

2022年02月03日/物流施設

ESRは2月3日、この1月31日に神奈川県横浜市金沢区幸浦に竣工した「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1(横浜幸浦DC1)」を公開した。

<ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1>
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<外観全景>
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<外観全景>
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<エントランス>
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<倉庫内の様子>
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本来ならトルコ大使も参列する予定だったが、新型コロナの影響で取りやめ。しかし、トルコ・イスタンブール、イズミットの関係者とWeb中継し、横浜幸浦DC1とのかかわり等を説明した。

この横浜幸浦DC1にはトルコ製のプレキャスト・コンクリート(PC)部材が使用されている。これは、日本国内で建物安全性の確保の観点からPC部材の需要増加に伴い、PC材の発注先である黒沢建設の国内工場での部材供給が逼迫したため、かねてより同社と協力関係にあり、かつ優れたPC製作技術を持つトルコで製造されたPC部材を用いることにしたものだ。

トルコは日本と同様、たびたび地震に襲われ、大きな被害を受けていた。そのため、トルコの大手建設会社アラジャル社が黒沢建設で「PC圧着関節工法」を習得したもの。2011年10月にマグニチュード7.2という巨大地震の際に同社がこの工法で作ったマンションだけは無傷だったというニュースが英BBCで報道されている。トルコ製PC部材採用日本第1号案件となる。

<建設中の横浜幸浦DC2 この梁の部分にトルコ製PC材を使用>
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広大な三菱重工業の工場跡地を利用したもので、同社では4期に分けて開発を進める。その第1期分が、横浜幸浦DC1だ。すぐ隣では2期分の横浜幸浦DC2の工事が始まっており、2023年1月の竣工予定、すでに2階部分までの骨組みができていた。横浜幸浦DC2の設計はDC1とほぼ同じだという。巨大なマルチテナント型物流施設が2棟並ぶことになる。

立地は横浜市金沢区幸浦1丁目。金沢シーサイドライン「並木駅」から700m、徒歩9分だ。首都高速道路湾岸線「杉田IC」から約3km、横浜横須賀道路「並木IC」から約2.5kmの場所になる。幹線道路の16号線、357号線が近く、さらに2024年から2025年の間に、横浜湘南道路と横浜環状南線が開通する予定だ。

<ラウンジ>
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<託児所>
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ESRの物件の特徴である「ヒューマンセントリックデザイン(人間中心)」を随所に巡らせ、ラウンジやトイレ、スカイラウンジと趣向を凝らしている。ラウンジは北と南側に1か所ずつ、それぞれ150名の収容能力がある。託児所も用意されており、最大で39名、通常20名程度の受け入れ態勢だという。

特筆すべきことは、建物北側に保存樹木による公園を整備したこと。当初は駐車場にしようと考えていたが、自然を再生するには何年もの時間がかかるということで、これを利用し、健康と憩いの場にしたものだ。森の中に鳥箱なども設置してあり、池も整備している。スチュアート・ギブソンCEOはここが気に入り週末は毎日家族で来ていたという。

<森の様子>
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<森の中の小高い丘>
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建物の仕様面では、各階アクセス可能な上り下りランプウェイ(トレーラー走行可能)を設け、倉庫内を平面使用できる。最小区画約920坪、半フロア6500坪、ワンフロア1万3000坪から。特別高圧受電、全館LED、セキュリティ(非接触型カードリーダー+モニターフォン)、共用部・アメニティの充実も。

<スチュアート・ギブソンCEO>
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ESRのスチュアート・ギブソンCEOは「この広大な土地を確保したのは、1か所に集積できること、マルチプルな形態が今後必要だと思った。10万坪の土地にパズルのように顧客と一緒に必要な施設を当てはめていける広さだからだ。また、横浜は交通の利便性がよく、今後幸浦から東名高速道路まで2023年頃にはつながると聞いている。とても期待している」と立地の良さを強調。

さらに「今後、デジタル化が進むにつれて、データセンターの重要性は高まる。これまでの倉庫とデータセンターはタイプが違うため、当社でも、スペシャルチームを組んでやっていく。さらに、冷凍冷蔵倉庫の対応も今後図っていく」と話した。

なお、現在までにリーシング状況は38%の契約が終了、順調に推移しているという。また、海に接しているため、BCPの観点から台風時の高波等については、すでに2メートルほどのかさ上げをしており、テトラポットの敷設などで高い波が来ても大丈夫な仕様にしているという。

<動画>

■概要
名称:ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1
住所:神奈川県横浜市金沢区幸浦1-8-1
敷地面積:9万279.78m2
延床面積:19万5998.26m2
賃貸面積:17万4738.47m2
階数・構造:免振構造 地上4階建て PCaPC造
最小賃貸区画:約3045.18m2
柱ピッチ:W11.0m×D11.1m(柱サイズ90.0㎝×90.0㎝)
床荷重:倉庫:積載荷重2.0t/m2(1F)
プラットフォーム高さ:低床(1F南側)、高床(1F北側・2~4F南北)
バース台数:55台(1F)、50台(2~4F)
バース奥行き:14.3m
荷物用エレベーター:南北最大各4基まで対応可能
垂直搬送機:南北最大各6基まで対応可能
駐車場台数:普通自動車483台、トラック待機場54台、駐輪場200台

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