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ACSL、エアロネクスト/物流専用ドローン「AirTruck」を初公開

2022年03月22日/IT・機器

ACSLとエアロネクストは3月22日、都内で開催された新スマート物流シンポジウムで、両社が共同開発した物流専用ドローン「AirTruck(エアートラック)」を報道陣に初披露した。

<AirTruck>
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<機体下部からは格納された荷物が見える>
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<時速40km飛行時を再現した状態。荷物が格納された本体部分は水平を保っている>
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<機体上部のカバーを開いた状態>
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<機体に荷物を搭載した状態>
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「AirTruck」は日本で初めて物流専用に開発された量産型ドローン。ドローンの基本性能を向上させるエアロネクストの機体構造設計技術「4D GRAVITY」を搭載することで、飛行速度毎秒10m、最大飛行距離20km、配送可能重量(ペーロード)5kgと、従来型のドローンと比べて能力が向上している。また、飛行時に機体を水平に保つ姿勢制御によって荷物の揺れを抑えつつ安定した飛行が可能。航行時の空力を最適化することで、高い飛行性能を実現している。

最大の特徴は「貫通構造」と呼ばれる独自の機体構造を採用した点だ。従来の物流ドローンは荷物を搭載するスペースが機体下部にあるため、作業者は深く屈んだ状態で荷物を出し入れする必要があった。しかし、「AirTruck」は機体上部のカバーを開くと中が空洞状になっており、ここに上から荷物を搭載し、荷物を降ろす際は機体の底面が開くことで機体下部に荷物を降ろす仕組みとなっている。これにより、荷物を出し入れする際の作業負担を軽減し、利用者にとって扱いやすい構造とした。

<ACSLの鷲谷 聡之社長(左)、エアロネクストの田路 圭輔CEO(右)>
20220322acsl5 520x360 - ACSL、エアロネクスト/物流専用ドローン「AirTruck」を初公開

機体のお披露目にあたってACSLの鷲谷 聡之社長は「これまでのドローンには物流専用の機体がなく、空撮用の機体を改造したものが主流だったため、運べる荷物も少なく使い勝手の面でも不便さがあった。今回の物流専用ドローンは、ドローン物流の社会実装にあたって誰もが運用しやすい機体をコンセプトに開発した。今後は、この物流専用ドローンによってドローン物流の社会実装が進み、既存のトラック物流とあわせて過疎化地域のラストワンマイル配送を支えていきたい」とコメント。

また、エアロネクストの田路(とうじ) 圭輔CEOはAirTruckの特徴である「貫通構造」について「荷物を上から入れて下から出す。この構造がこれからの物流ドローンのスタンダードになる」と語った。

■「AirTruck(エアートラック)」概要
全長:展開時1.7m×1.5m、収納時1.0m×1.5m
高さ:0.44m
機体重量:10kg
最大離陸重量:25kg
ペイロード:5㎏
最大飛行速度:10m/秒
最大飛行時間:約50分
最大飛行距離:20km
最大上昇・下降速度:上昇3m/秒、下降2.5m/秒
ホバリング精度:水平方向±2.0m/秒、垂直方向±1.5m/秒
最大通信距離:LTE電波圏内で制限なし

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