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ESR/川崎市浮島町に6.9万m2のマルチ型物流施設竣工

2022年09月01日/物流施設

ESRは9月1日、神奈川県川崎市川崎区に敷地面積3万2227m2(9749 坪)・延床面積6万9550m2(2万1039坪)の4階建てマルチテナント型物流施設設「ESR川崎浮島ディストリビューションセンター」を竣工したと発表した。

<ESR川崎浮島ディストリビューションセンター外観>
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「川崎浮島 DC」は京浜工業地帯の中心部に位置し、東京都心・横浜市中心部へのアクセスに優れ、陸海空による輸送インフラが整い、幅広い物流ニーズに応えることができるマルチテナント型物流施設で、ESR として全国で27件目、神奈川県内では4件目の竣工プロジェクトとなる。

首都高速湾岸線・東京湾アクアライン「浮島 IC」より300mの至近距離にあり、2022年3月に羽田空港と川崎臨海部(キングスカイフロント)を結ぶ「多摩川スカイブリッジ」が開通したことで、東京都心・羽田空港(7km・約10分)へのアクセスがさらに向上した。

また、川崎港コンテナターミナルより7.5km、横浜港大黒ふ頭より 18km、東京湾大井コンテナふ頭より15kmという立地で、空輸貨物、海上貨物を効率的に保管できるため、輸出入貨物配送に優位性を確保している。

このように神奈川県と東京都の消費地に近く、関東広域への配送にも最適な立地であるため、成長著しい e-コマースや小売業界の商品物流の高い需要にも応えられ、羽田空港へ所用時間が短縮されたことで医療関係など緊急性の高い配送にも対応できるようになった。冷凍冷蔵貨物への対応も可能だ。

加えて、県内外の広域から労働力確保が容易であり、テナント企業の雇用の観点からも有利な立地。「川崎浮島 DC」の最寄りバス停「浮島バスターミナル」まで徒歩3分、京浜急行「大師橋駅」とJR「川崎駅」から豊富なダイヤでの通勤が可能で、京浜急行・東京モノレール「天空橋駅」から多摩川スカイブリッジを通るバス路線が開通し、通勤利便性が向上した。

<大型車出入口(奥側)と普通車出入口(手前)を分離>
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<倉庫(3階)>
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<トラックバース(3階) >
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建物は4階建て、倉庫は1-2階と3-4階の2層使いのメゾネット式、最小賃貸区画は約2900坪、最大6テナントに分割が可能。

トラックはスロープで3階まで直接アクセスでき、1階30台、3階30台のトラックバースを用意。トラックバースの有効奥行きは45フィートコンテナトレーラーも乗り入れできるよう14.5m確保し、ドックレベラー各区画1基(計6基)も設置している。

倉庫部分は1-2階、3-4階の各区画に荷物用エレベーター各2基と 2パレット並列搬送が可能な垂直搬送機各1基を設置。1階は重量物やロボティクス、冷蔵冷凍用途にも対応できるよう床荷重2.0t/㎡、梁下有効高6.0mを確保し、2-4階の床荷重は1.5t/m2、梁下有効高は2階・3階5.5m、4階5.5-6.5m、柱ピッチは1-3階は間口11m×奥行11.5m、4階は間口11m×奥行23mとするなど、物流運営の効率性と汎用性を重視した設計により、多様なニーズに応えることができる。

また、道路からの車両動線は大型車と普通車の出入口を分離し、敷地内にトラック待機場20台を確保することで、安全に配慮した効率的な入出庫オペレーションを実現する。

<建物エントランス>
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<エントランスホール >
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<ラウンジ(4階)>
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ESRは基本理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」に基づき、同社施設で働く従業員にとって快適で魅力的な環境づくり、コミュニティエリアの創出に力を注いでいる。「川崎浮島 DC」でもラウンジ等を設置し、すべての従業員にとって利便性と安全性の高い、職場環境を提供。また、ESR の全施設に採用しているバリアフリー設計を採用し、建物のエントランスにスロープ設置と優先駐車スペース3台の確保、館内にも標準的なバリアフリー設備を備えている。

そして、普通自動車141台(内、優先駐車場3台)、バイク9台の駐車スペースも用意し、通勤の利便性もサポート。

環境への取り組みでは、「川崎浮島 DC」は全館LED照明、環境配慮型照明システム、ヒートポンプ式空調、節水型衛生器具の採用など、環境や省エネルギーに配慮した評価として、CASBEE A ランク認証とBELSの最高位5スターを取得した。

さらに、建物屋上に太陽光パネルを設置し、2MW規模の自家消費型太陽光発電所を稼働させる計画で、JQA(日本品質保証機構)によるグリーン電力発電設備認定も受けた後にESR独自のグリーン電力証書発行システムを通じ、環境付加価値を取引する予定だ。

BCP(事業継続計画)対策では、「免震鉄骨構造」のため、大地震発生時に損傷を軽減させる効果が期待でき、安全性が高い施設となっている。BCP対策については、非常用自家発電設備を設置し、停電時でも一定時間、防災センター、荷物用エレベーター、トイレ等の一部使用が可能。また、1階トラックバースは手動で開放できるオーバースライダーを採用し、3階トラックバースは各区画1か所のシャッターが停電時でも作動するようにしており、停電時でも荷捌き等オペレーションを継続することが可能。

また、沿岸部に位置しているが、ハザードマップでは洪水浸水想定はなく、1階トラックバースの入口レベルは東京湾中等潮位(T.P.)+4.95m に設定されており、津波想定T.P.+3.5m、高潮想定 T.P.+3.3mより高く、津波・高潮・豪雨による浸水被害リスクが低い施設としている。

ESRのスチュアート・ギブソンCEOは「弊社にとってこの川崎は思い入れのある大切な場所で、近隣には2021年4月に竣工した「川崎夜光 DC」、来年2023年3月に竣工予定の弊社最大規模のプロジェクト「東扇島 DC1」がある。この3プロジェクトを通じ、川崎市・近隣地域の雇用と経済、コミュニティーの発展に貢献していく」とコメント。さらに「物流は特に社会経済活動の回復のために不可欠なインフラであり、デジタル時代を牽引するビジネスをサポートする役割も担っている。ESR は経済発展に貢献できるよう、未来に向かって引き続き邁進していく」と述べている。

<位置図>
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■施設概要
名称:ESR 川崎浮島ディストリビューションセンター
所在地:神奈川県川崎市川崎区浮島町 400-36
敷地面積:3万2227m2(9749坪)
延床面積:6万9550m2(2万1039坪)
構造:4階建て/免震鉄骨構造
工事期間:2021年3月1日~2022年8月31日
総投資額:約240億円
用途地域:工業専用地域
基本計画:ESR 武田 諭・落合 亮太
設計:上野山都市設計
施工:東急建設
アクセス:(車) 首都高速湾岸線・東京湾アクアライン「浮島 IC」より 300m、首都高速神奈川1号横羽線「大師 IC」より5km
(バス) 川崎鶴見臨港バス「浮島バスターミナル」下車徒歩 3 分
◎当バス停まで京浜急行大師線「大師橋駅」の最寄りバス停「江川一丁目」より約15 分、「天空橋駅」より約18分、「川崎駅前」より約33分
羽田空港へ 7km/川崎港コンテナターミナルへ 7.5km/横浜港大黒ふ頭へ 18km /東京湾大井コンテナふ頭へ 15km/東京都心へ 25km/横浜中心部へ 20km

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