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JR東日本/宅配便の受取発送等に対応、東京駅に多機能ロッカー

2023年10月16日/IT・機器

東日本旅客鉄道(JR東日本)とJR東日本スマートロジスティクスは10月16日、予約・預入・受取・発送の4役をこなす多機能ロッカーを、同月31日に東京駅で初稼働すると発表した。

<マルチエキューブ外観(イメージ)>
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ロッカーおよびサービスの名称は、多機能を指す「マルチ」、「エキ(駅)」、ロッカーのボックスが「キューブ」であることから、「マルチエキューブ」と名付けた。

第1弾は東京駅改札外の丸の内地下南口に、口数39口の機体を1台設置する。これを皮切りに、11月1日に新宿駅、同月2日に大宮駅と順次設置を進め、首都圏の駅構内で年内に10台(9駅)、年度内に100台(90駅)、3年間で1000台の導入を計画している。今後は、設置エリアを首都圏以外の駅やマチナカへと拡大し、サービス拡充を目指す。

<東京駅での設置場所>
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当初に提供する機能は、ロッカー利用の予約と荷物の預入のみ。宅配物やECサイトで購入した商品の受け取りは、JRE MALLの商品をエキナカで受け取れるサービス「ネットでエキナカ」で申し込んだ「のもの」の商品を対象に、11月上旬頃に開始予定。

宅配物やその他ECサイト商品の受け取り機能や、宅配物の発送機能については、現在実装に向けた準備を進めているとしている。

<マルチエキューブが実現するサービスの将来像>
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多機能ロッカーは、JR東日本グループによる「Beyond Stations構想」のもと、駅の「つながる『暮らしのプラットフォーム』化」を目指す取り組みの一環として開発を進めてきたもの。「マルチエキューブ」を通じて駅を人々の交流拠点から豊かな生活動線へと繋げると同時に、「物流2024年問題」におけるラストワンマイルなどの課題解決にも寄与していくとしている。

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