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サッポロHD/千葉工場の隣接地に物流倉庫を新設、出荷機能集約へ

2024年07月12日/物流施設

サッポロホールディングスのグループ会社、サッポログループ物流は7月12日、サッポロビール千葉工場に隣接した「京葉湾岸物流センター」を船橋市に新設すると発表した。

ワインや洋酒などの保管、出荷作業をしている「京葉物流センター」(旧物流センター)の全業務を新設の物流センターへ移管し、8月19日から出荷開始する。

<京葉湾岸物流センター>20240712sapporo1 - サッポロHD/千葉工場の隣接地に物流倉庫を新設、出荷機能集約へ

<サッポロビール千葉工場に隣接>20240712sapporo2 - サッポロHD/千葉工場の隣接地に物流倉庫を新設、出荷機能集約へ

ポイントは、ビール工場とワイン、洋酒などの製品の倉庫を隣接させ、動作を連結し出荷機能を1拠点に集約すること。

外部倉庫に保管していた資材や製品を、新設する物流センターにすべて集約し、ワイン検品やギフト加工作業の負担も軽減する。

これまでは、ワインや洋酒などの製品とビール製品を積み込む際、旧物流センターとビール工場の2拠点で積み込みを行い、それぞれに出荷準備作業などが生じていた。

今後は1拠点で出荷できるようになり、トラックドライバーの運行時間や倉庫作業員を含めた出荷付帯業務は年間約2万時間削減、年間CO2排出量は約116トン削減できる見込みという。

また、主に手作業で行うワイン検品やギフト加工についても、作業効率を高めることで身体への負担を軽減し、高齢者や女性にも働きやすい環境を整備。今後は倉庫内の自動化、機械化へ向けた基盤づくりにも取り組む方針だ。

■施設概要
名称:サッポロビール京葉湾岸物流センター
所在地:千葉県船橋市高瀬町1-2(王子物流社物流センター内)
延床面積:約3万9600m2(約1万2000坪)
出荷開始日:2024年8月19日
主な取扱商品:ワイン、洋酒、和酒、ビール製品資材

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