酒類事業をグローバルに展開する柴田屋ホールディングスの傘下のSKLは12月20日、これまで稼働していた3つの拠点に加え、西東京市に「西東京センター」を新設したと発表した。
これにより、SKLは、首都圏の中でも物流インフラのカバー率が低い西東京に新たな物流拠点を設けることで、一都三県を効率的に結ぶ物流網の構築を目指した。これにより、これまで対応が難しかったエリアにも、SKLの高品質な物流サービスを届けすることが可能となった。
また、SKLは倉庫内の温度管理の徹底とリーファー車(冷蔵機能付き車両)を活用することで、特に酒類や食品など温度管理が重要な製品の流通に強みを持っている。今回の「西東京センター」稼働により、これまで以上に多くの顧客のニーズに応える体制が整った。
SKL物流サービスの強みは、全ての倉庫で定温管理を徹底、温度変化に弱い酒類や食品の保管に最適な環境を提供していること。また、保有する配送車両は、すべてが「リーファー車」だ。リーファー車とは、庫内の温度を一定に保ちながら走行できる冷蔵機能付きトラックで、特に夏場の高温期でも温度管理が徹底されるため、顧客からは高い評価を得ている。
さらに、倉庫内に大型冷蔵庫設置で、日本酒やクラフトビールといった、温度管理が必須の製品を5℃以下の冷蔵で保管し、最適な状態で出荷する。温度管理が必要な野菜などの食品についても、定温管理倉庫とリーファー車の活用により、入荷から顧客に届けるまで定温流通が可能だ。
■概要
名称:SKL西東京センター
所在地:東京都西東京市緑町1丁目4−3
交通:西武新宿線 田無駅 徒歩15分
敷地面積:1914m2(580坪)
延床面積:792m2(240坪)
建物構造:鉄骨造亜鉛メッキ鋼版葺3階建・鉄骨造亜鉛メッキ鋼版葺平家建