佐川グローバルロジスティクスは2月10日、国際協力機構(JICA)主催の研修に協力、2月6日に物流現場の見学会を実施したと発表した。
研修は、国際協力機構(JICA)横浜センターが主催し、日本海事協会が運営している。
研修生は、アジア地域を中心とした対象国の政府や公的機関で物流に携わり、物流政策についてのアクションプランを提案できる部署に所属する事務官だ。
研修では、近年、急速な経済発展を遂げているASEANを始めとするアジア地域において、経済成長を維持しながら環境に優しい持続可能な社会実現に寄与できるグリーン物流や、消費者に安全な食の供給を可能とするコールドチェーン物流など、信頼性の高い物流システムの構築に向け、日本の陸上、航空、海上などの物流を担う物流事業者や政府の取り組みなどを学んだ。
佐川グローバルロジスティクスは、物流を担う企業として研修に賛同し、SGホールディングスグループの次世代型大規模物流施設「Xフロンティア」での物流現場見学会を実施した。
物流現場見学会では、Xフロンティア内で同社が運営するEC専用プラットフォームセンター「EC Logi Tokyo」でのロボット活用の様子を見学。
見学後には、「ロボットの使用方法を実際に見ることができて良かった」「EC物流を支える仕組みを知ることができた」などの声が聞かれ、日本の物流業への理解が深まった様子が伺えたという。
佐川グローバルロジスティクスは、国際的な物流人材の育成にも貢献できるよう、今後も物流業の理解促進につながる活動に積極的に取り組んでいくとしている。