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イートアンドホールディングス/冷凍餃子市場伸長で宮崎に新工場建設

2025年03月26日/生産

「大阪王将」など外食事業を展開するイートアンドホールディングスは3月25日、冷凍餃子の生産拠点として九州新工場を建設すると発表した。主に冷凍餃子の生産拠点として、1300t/月の生産能力を計画。今年8月に着工し、竣工は2026年12月の予定。

冷凍餃子の市場規模は657億円と、直近16年間で332%の成長を遂げており、そのなかで同社グループは36.2%(2024年3月~2025年2月)と高いシェアを維持しているという。

<冷凍餃子の市場動向>
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今後も拡大が予想される同市場において、更なる売上拡大を実現するため、西日本エリアでの新たな生産拠点として宮崎県都城市に新工場を新設する。加えて関西工場・岡山工場などの西日本生産拠点に新設備の導入等を進めることで、同社主力商品の生産体制強化を図る。

<九州新工場完成イメージ>
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同社グループでは、根幹となる関東第一工場、関東第二工場、関東第三工場(群馬県邑楽郡板倉町)などの製造工場において、AIやロボット化を積極的に活用し効率化、省人化を実現している。

九州新工場においては更なる進化を遂げる計画で、陸路・海路での輸送の至便化と、地勢状のメリットによるサプライチェーンの効率化、 冷凍設備への自然冷媒の採用による環境への配慮などに取り組む。これにより同社のBCP対策実現にもつなげるという。

なお、今回の投資は経済産業省の「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金事業(2次公募)」の対象事業に採択されている。

■工場概要
所在地:宮崎県都城市高城町桜木脇ノ田1702番13
延床面積:7839m2
投資総額:66億600万円(建物・設備)
補助金額:20億8400万円
資金計画:大規模成長投資による資金補助、自己資金および借入金により充当見込(詳細は未定)
生産品目:「大阪王将 羽根つき餃子」、「大阪王将 ぷるもち水餃子」を主とする製品全般
生産能力:約1300t/月 ※操業時点の生産能力
工事着工:2025年8月(予定)
竣工:2026年12月(予定)
操業開始:2026年12月(予定)

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