オプティマインドは3月26日、配車計画に基づいたデータを活用し、積載率や遅延率など分析機能を搭載した輸配送最適化ソリューション「Loogia(ルージア)アナリティクス」をリリースしたと発表した。
荷主企業に物流統括管理者の設置が義務化される2026年度を目前に、物流オペレーション効率化に向けた現場改善や実績の把握・管理体制の構築が急務となっている。しかし、一般的な動態管理製品やGPS情報だけでは、取得した実績データを配車計画や配送先情報のデータと紐づけることが難しく、課題となっていた。
Loogiaアナリティクスは、実績単体の取得ではなく配送先情報を持つ配車計画から実績まで一連のデータを紐づけて管理・自動分析できるのがポイント。開発不要ですぐにデータ活用でき、配送先ごとの指定時間枠に対する荷待ちや作業時間の長時間化なども可視化することができる。これにより分析やレポーティングの負荷軽減だけでなく、より明確で現場に即した課題の特定・データに基づく意思決定が可能となる。
Loogiaアナリティクスでは、配送注文データを元に「Loogia配車作成」で訪問順序やルートが最適化された配車計画を作成し、配送計画を紐づけたモバイルアプリを利用し、配送中の訪問場所付き走行データを自動取得する。
配送後、Loogiaアナリティクスのプラットフォーム上には一連の取得データが集積され、自動分析され、ダッシュボード上に実働率・積載率・遅延率・作業完了率など主要指標ごとに分析結果が可視化されるという仕組み。
配送計画との予実差に加え、実績を元に可視化された主要指標が簡単に閲覧できることで具体的な課題の特定が可能となり、改善ポイントを次の配車計画に反映するなど物流全体の改善サイクルを加速する。
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