南日本運輸倉庫はベトナム人大学生6名をインターンとして受け入れ、7月15日に入社式ならびにオリエンテーションを実施した。
6名はベトナムの複数の大学で物流学科に在籍する2年生および3年生の男女で、今回のインターン生受け入れは第5期生となる。
1年間の滞在期間中に、同社の埼玉物流センターでフローズン・チルド物流の現場実習を行うほか、座学で日本の物流技術を学び、日本語や日本文化についての社会体験も行う予定だ。
戸田本部で実施した入社式で大園社長があいさつし、「日本のロジスティクスの現場ではわからないことが多いと思いますが、できることから一つ一つ取り組んでいただき、なれる最高の自分になりましょう」とメッセージを述べた。
南日本運輸倉庫でのインターンシップは2022年に開始。これまでに計23名を受け入れており、今回の第5期生で合計29名となる。
ベトナム国内では近年、物流業の成長が著しく、急速な成長性と同時に安定した成長率を見せており、また、輸出と国内消費の両面において発展していることもあって、国際的にも大きな注目を集めている。
同社は2025年3月にベトナム北部を中心とした現地企業2社と組み、生鮮品の鮮度保持実証実験を開始しており、グローバル人材の育成を喫緊の課題としている。
そんな中、南日本運輸倉庫は2020年にアプライズとともに、物流におけるグローバル人材の育成を目的とした合弁会社をハノイ市に設立。外国人インターンシップの受け入れも、こうしたグローバル人材に対する取り組みの一環だ。
今後も、多様な人材がいきいきと働ける職場環境の整備を行い、グローバル展開に必要な人材育成に積極的に取り組んでいくとしている。
南日本運輸倉庫/コールドチェーン物流で「JSA-S1004:2020」認証取得