国土交通省は7月31日、自動車運送事業者を対象にデジタル式運行記録計(デジタコ)や映像記録型ドライブレコーダー(ドラレコ)の導入、社内安全教育実施などの経費の一部を補助する「事故防止対策支援推進事業」の申請受付を開始する。
デジタコ・ドラレコの導入支援を行う「運行管理の高度化に対する支援」では、取得経費の3分の1(保有台数が5台以上10台未満の一般・特定運送事業者の自動車でデジタコを導入したことのない車両については2分の1)を補助する。
1台当たりの補助限度額は、デジタコ車載器が3万円、事務所用機器が10万円、映像記録型ドラレコ車載器が1万円、事務所用機器が3万円、デジタコ・ドラレコ一体型車載器が4万円、事務所用機器が13万円など。
1事業者当たりの上限額は80万円で、通信機能を持つデジタコ・ドラレコ一体型を導入する場合には120万円。
ITを活用した遠隔地における点呼機器や自動点呼機器などの導入を支援する「過労運転防止のための先進的な取組に対する支援」では、取得に対する経費の2分の1を補助を行い、1事業者当たりの上限額は80万円。
国土交通大臣が選定した事故防止コンサルティングメニューにより社内の安全教育を実施する場合には、経費の3分の1を補助(1事業者当たりの上限額100万円)。
睡眠時無呼吸症候群スクリーニング検査や脳MRI健診(頭部MRI検査、MRA検査)、視野障害検査(視力検査、眼底検査、眼圧検査)の実施を後押しする「健康起因事故防止の取組に対する支援」では検査にかかる経費の2分の1を補助する(1事業者当たり上限50万円)。
申請の受付は2026年1月30日までで、「健康起因事故防止の取組に対する支援」のみ8月29日から申請を受け付ける。
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