エッジ記録型クラウドカメラサービス「i-PRO Remo. (アイプロ リモ)」を展開するi-PROは7月31日、物流拠点などでAIカメラが読み取ったトラックのナンバー情報を、現場の稼働管理や効率化に活用できる新たな機能を2025年9月に標準搭載すると発表した。
i-PROは、パナソニックから画像センシング事業を行う会社として2019年に独立。高品質なハードウェアを用い、画像を意思決定の現場で活用する最先端技術を開発し、スマート物流への活用を進めている。
可視化機能は、物流拠点の入口や出口、作業場にi-PROのAIカメラを設置し、通過するトラックのナンバー情報を読み取み、ナンバー情報と時間をi-PRO Remoサービスが自動で集計しダッシュボードに表示する仕組み。契約ユーザーであれば追加費用なく使用できる。
画像解析をAIカメラ内で行い、映像をカメラ内のSDカードに録画するため、映像解析用サーバーやデータ保管用クラウドストレージを用意する必要がなく、導入・運用コストを抑えることができるのも特徴。
ナンバー情報からトラックの入退場時間、作業時間、滞在時間を把握することができ、さまざまな集計パターンのデータ集計にも対応。例えば、2時間以上滞在していたトラックの割合や、前月との比較などを表示し、傾向を分析するなど、実態の正確な把握と改善点の発見に役立てることができる。
さらにi-PRO Remo.ではカメラ映像をリモートで閲覧・再生することも可能。荷役作業場にカメラを設置し、長時間かかった荷役作業の録画映像を再生することで、課題の明確化や対策の立案など業務改善に活用できるという。
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