商船三井は10月15日、同社がフィリピンで運営する商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy(MMMA)」の海事学生2名が「最も優れた海事学生10名」に選出されたと発表した。
<受賞した2名の海事学生。航海科3年 David, Princess Dianna Marrey B氏(左)と機関科3年 Kurt Neo G. Dizon氏(右)>
「最も優れた海事学生10名」は、フィリピン海事産業局等が支援する海事学生表彰プログラム「Ten Outstanding Maritime Students of the Philippines(TOMSP)」で選出されたもの。商船三井が民間運営する大学の学生としては、初となる受賞だ。
同プログラムでは、フィリピン全土の海事大学およそ80校を対象とし、初参加となるMMMAからは2名が立候補。リーダーシップキャンプや試験、面接を経て、今後海事業界にて更に期待される女性のリーダーシップ、困難な生い立ちに負けず培ったレジリエンスやコミュニケーション力が高く評価されたことが受賞に繋がったという。
選出と表彰は、9月28日にマニラ首都圏のケソン市で実施された。
商船三井は今後も、グループのサステナビリティ課題として掲げる目標のひとつ「人の活躍と地域社会の発展」にも繋がる船員育成・雇用創出に努めるとしている。
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