特殊冷凍テクノロジーの製品企画・開発と高品質冷凍商品のプラットフォームを運営するデイブレイクは11月21日、米国カリフォルニア州に子会社を設立したと発表した。
新会社は冷凍寿司の流通拡大と、冷凍技術の現地開発・普及を強化することを目的に設立。代表にはデイブレイクの副社長で、冷凍寿司の海外輸出責任者を務める片山良宏氏が就任した。
デイブレイクは自社開発の特殊冷凍機「アートロックフリーザー」の技術と独自のレシピ研究により、2024年から冷凍寿司の海外輸出を本格化している。
特にアメリカ市場では、2025年6月に日系スーパー「ミツワマーケットプレイス」で販売を開始し、西海岸からハワイへと販売エリアを拡大している。
さらに、10月には双日食料と戦略的業務提携を締結し海外展開を加速。こうした取り組みが評価され、11月に「第55回食品産業技術功労賞 国際部門」を受賞した。
同社が開発した特殊冷凍機「アートロックフリーザー」の特長は、急速かつ均一に凍結することで氷結晶が小さく生成され、細胞の損傷を減らし、うまみ成分の流出を防ぐことができるという点。これまで難しいとされていた食品の冷凍を可能にし、導入先は700社を超えているという。
米国子会社では、現地ニーズに寄り添った冷凍寿司をはじめとする食品流通事業と技術開発の両輪で、新しい食体験の創造と業界課題の解決に挑む方針だ。
■会社概要
会社名:DayBreak USA Inc.
設立:2025年11月11日
所在地:米国 カリフォルニア州
事業内容:米国における冷凍技術開発、冷凍寿司をはじめとする食品流通事業
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