井本商運は12月9日、2014年度の阪神港利用促進プロジェクトに事業企画書を提出したと発表した。
企画書は、阪神港を起点にISO規格海上コンテナによる次世代型の「国内海上コンテナ輸送網」構築を推進するもの。
輸出入フィーダー貨物、国内動脈貨物、国内静脈貨物の3種類のコンテナ貨物を内航コンテナ船に積み合わせ、阪神港に一体的に集荷し、運航船舶の大型化・低燃費化を実現し、阪神港の競争力強化に貢献する。
阪神港を起点とする西日本航路、中日本航路では、国内動脈、静脈貨物のコンテナ取扱数は未だ全体量の2%程度でしかない。
これら航路においても輸出入フィーダー貨物と国内動脈、静脈貨物の積み合わせ集荷を進め、2015年度中を目標に阪神港を起点とする西日本、中日本航路にも大型船の投入を実現したいとしている。
認定審査の対象となる事業企画書とは別に参考資料を取りまとめ、改めて港湾コンテナターミナルのデザインやISO規格コンテナトレーラの道路法・道路運送車両法上の二重基準などについて、同社の考えも提出した。
阪神港利用促進プロジェクトに認定された事業は、国際物流戦略チームによる告知活動など、事業普及・拡大のための各種支援を行う。