「物流子会社を極める」 ソリューション提供へ進化

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<AI画像認識技術を用いた自動検品システム>
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<ロボット化、自動化にも積極的。写真は自動クリーニングロボット>
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<3PL企業として様々な取り組みを説明する東社長>
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美しく透明な流れをつくる

――  今後外販比率を7割に高めようということですが、業種的にはどのようなものをお考えですか。

  医療機器以外にも、IT機器関係に力を入れています。主に、ルーターやサーバといった高額機器で海外から輸入されたものを扱っています。これらが、倉庫に入ってきた場合、検査工程といった流通加工的な部分も担当しています。検査業務のリーダーには、例えばシスコシステムズの機器を扱うエンジニアに近い知識が必要になります。現場作業に落とし込む指示書づくりで、高度なレベルが要求されるからです。さらに、自動検査の拡充にも取り組んでいます。

――  IT機器の物流では、AI画像認識技術を用いた自動検品システムや自動クリーニング作業ロボットの共同開発なども発表しています。

  フレッツ光などの宅内用レンタルモデムを回収し、クリーニングや機能試験を施して、再生品をお届けするリファビッシュサービスを提供しています。モデムとアダプターのセット化検品作業において、製品に印字されている小さな文字をAI画像認識で読み取り、自動で検品するシステムを開発し、生産性の60%アップと検品ミス0%を実現しました。
 自動クリーニングロボットは本当に働き者で、汚れたレンタル機器を次々と一瞬のうちにクリーニングしてくれます。昨年は電源アダプター用のロボットも稼働を開始し、両ロボットとも90%の生産性向上を実現しました。
 これらNTTグループ向けで培ったIT機器関係のノウハウやサービスを、グループ外のお客様にも提供していきたいと考えています。

――  医療機器とIT機器、そして化粧品が中心的な商品になると。

  実はもう一つあり、それはエンターテインメント分野の物流です。エイベックス・エンタテインメント様の物流を担当しており、コンサート会場へのグッズの輸送や自社ECサイトの物流を担当しています。相当ノウハウが身についてきました。それにしても波動がすごいですね。

――  波動と言えば、コロナ禍の中、コンサート等の中止が相次いでいます。

  波動どころではなかったですね。実際コンサート会場で販売するグッズの輸送はこの1年極端に減りました。これは致し方ないですが、社会生活上、人間にとってエンターテインメントの大切さは開催中止が相次ぐ中で、より明確になってきたようです。早く再開できることを願っています。そのほか、キャラクターグッズを扱っている数社と契約を結んでいます。

――  エンターテインメント分野の物流で何か特徴的なことがありますか。

  丁寧で細かい対応が必要だということがあります。CDのおまけでポスターも一緒に発送するのですが、多少でもポスターにしわ・折れ等があると、大きなクレームになりました。購入者にとってはおまけではありません。楽しみにしている最終顧客のことを私たちも常に頭に入れていかねばならないことを学びました。そのため、ポスター送付の際の特殊な梱包資材を独自開発して使用しています。

<avex物流ポスター箱と仕切りの改善で損傷のないポスターを届ける>
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次>チャレンジャー精神で挑む

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