阪急阪神不動産と三菱地所は6月1日、大阪府茨木市彩都もえぎ地区で共同開発してきたマルチテナント型物流の「ロジスタ・ロジクロス茨木彩都A棟・B棟」を5月31日に竣工したと発表した。
A棟は地上5階建て延床面積11万6000m2のダブルランプウェイ方式、B棟は地上4階建て延床面積3万1000m2のボックスタイプで、A棟は三井倉庫ロジスティクス、B棟はロンコ・ジャパンへ、それぞれ施設全体を一括で賃貸する。
両施設は、名神高速道路「茨木IC」、新名神高速道路「茨木千提寺IC」、名神高速道路・中国自動車道・近畿自動車道の結節点「吹田JCT」へのアクセス性が高く、国道171号線等の主要幹線道路にも近接した立地で、京阪神エリアにくわえ西日本を幅広くカバーできるロケーションを有している。
A棟では、大空間によるワンフロアオペレーションと、11m×10.45mの標準柱スパンにより、効率的でスムーズな動線の確保と自由度の高いレイアウトが可能。トラックバースは1~4階の各階に40台ずつ設置。庫内は床荷重1.5トン/m2、梁下天井高5.5mと汎用性の高い仕様となっている。
また、全館でLED照明を採用。緑が見える落ち着きのある事務所スペースを1~4階の各フロアに設置したほか、エントランスを3か所設け、メインの東エントランスにはゲートをイメージした印象的な照明計画を採用している。
休憩室は施設の東西に計2か所設置。日比谷花壇がプロデュースした緑に囲まれたデザインとなっており、それぞれ「Morning Sun Room」「Sunset Room」と名付け、内装・レイアウトに特徴を持たせている。
B棟は、1階の両面にトラックバースを設置。1フロアあたり最大4分割が可能で、床荷重1.5トン/m2、梁下天井高5.5m、柱スパン11m×11mとなっている。
全館でLED照明を採用しており、事務所スペースを各フロアに設置。エントランスは物流施設らしいスピード感を光で表現した。
■ロジスタ・ロジクロス茨木彩都A棟・B棟の概要
「A棟」
所在地:大阪府茨木市彩都もえぎ1-3ー1
敷地面積:5万1030.30m2
延床面積:11万5997m2
構造:柱RC造(5階S造)・梁S造、地上5階免震構造
入居企業:三井倉庫ロジスティクス
「B棟」
所在地:大阪府茨木市彩都もえぎ1-4-2
敷地面積:1万5892.28m2
延床面積:3万1159m2
構造:柱RC造・梁S造、地上4階
入居企業:ロンコ・ジャパン
※2棟共通
最寄IC:名神高速道路「茨木IC」2.5km
新名神高速道路「茨木千提寺IC」6.5km
名神高速道路・中国自動車道・近畿自動車道「吹田JCT」5.2km
竣工:5月31日
設計監理監修:フクダ・アンド・パートナーズ
設計・施工:大林組
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