ゼネテックは6月17日、米国製で同社が日本総代理店を務める、AIを搭載した離散事象解析3Dシミュレーションソフト「FlexSim」の最新版「FlexSim 2022」の日本語版をリリースしたと発表した。
「FlexSim」は、製造工場や物流倉庫など「人」や「モノ」が動く現場を見える化し、生産性向上や最適化のための事前検証がドラッグ&ドロップ操作により誰でも簡単に行える3Dシミュレーションソフト。世界81か国で約6万ライセンスが使用されている。
<「FlexSim 2022」日本語版>
<自律移動型ロボットのシミュレーション機能>
最新版「FlexSim 2022」では、世界中の交通網を含むサプライチェーン・ロジスティクスの可視化により、物流効率化を実現する「GIS(地理情報システム)連携機能」や、物流倉庫の自律移動型ロボットシステムのシミュレーションが可能となる「AGV+A-Star(干渉回避モジュール)」の機能強化など、サプライチェーンの各工程の最適化により、正確で効率的なサプライチェーン・マネジメント(SCM)を強力に後押しする各機能が追加された。
<強化学習の連携>
また、強化学習環境(強化学習アルゴリズム)からFlexSimと通信を行うインターフェースが追加され、独自で構築したPythonスクリプトによる強化学習環境をFlexSimで実行できる。これにより、アルゴリズムを学習および評価する環境として使用でき、最適化されたモデルが得られる。
■FlexSim