日本郵船は5月22日、18日から22日まで広島県広島市で開催された主要7か国首脳会議(G7広島サミット)において、国際メディアセンター内の広報展示スペースに出展したと発表した。
同展示には関係省庁や自治体、公益法人に加え、重工業や自動車メーカーなどが国内外のメディア向けに30余りのブースを出展し、日本での脱炭素や生物多様性保全、防災やデジタライゼーションなどに関する世界最先端の取組みを紹介。海運業界からは同社が唯一の参加となった。
同社はゼロエミッション船舶の導入に向けた取り組みとして、アンモニアReady LNG燃料船のコンセプト設計と、世界初となるアンモニア燃料国産エンジン搭載船舶(アンモニア燃料タグボートおよびアンモニア燃料アンモニア輸送船)の社会実装に向けた試みをビデオとパネルで展示した。
<展示パネル「国際海運業における2050年カーボンニュートラルに向けた挑戦」>
アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶については、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業の公募採択を受け、パートナー企業と連携して推進している。
同社は、今後も温室効果ガス(GHG)排出量削減の長期目標である「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」を目指して取り組んでいくとしている。
日本郵船/アンモニア燃料船が安全対策で海事協会からMRS取得