商船三井は4月18日、同社がフィリピンで運営している商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.」(MMMA)が、3月10日から16日に大島商船高等専門学校、3月17日から23日に東京海洋大学の学生を受け入れ、国際交流プログラムを実施したと発表した。
大島商船高等専門学校とは、今回初めての実践的な国際交流プログラムの開催となり、学生5名および教員2名を受け入れた。東京海洋大学との交流プログラムはコロナ禍により中断していたが、今回4年ぶりに実施した。学生8名と教員2名が参加し、うち3名の女子学生が参加した。
プログラムでは、日本人学生はMMMA学生と寝食を共にし、同じ講義を受け、学内のシップインキャンパスにある操舵室や機関室のシミュレータ、船舶の実機を用いた実習にも参加した。
また、学生同士で歌や民族舞踊が披露されるなど文化交流も行われた。参加した学生からは、「海外での文化の違いに触れ自身の価値観が広がっただけでなく、同じ志を持つ外国の友人ができた」との感想があった。
今後もMMMAと日本の船員教育機関との交流を深めることにより、グローバルな視野をもって未来の外航海運を支える人材育成に貢献していくとしている。
また、引き続き同社グループのサステナビリティ課題の一つである「人の活躍と地域社会の発展」にも繋がる船員育成・雇用創出に尽力し、社会インフラ事業の責任ある担い手として、「安全」なオペレーションで人々の毎日の“あたりまえ” を支え続ける、としている。
日本郵船/国際海事交流プログラム5年ぶり再開、女子学生も初参加