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日新 決算/3月期の売上高12.5%減、営業利益36.1%減

2024年05月09日/決算

日新が5月9日に発表した2024年3月期決算によると、売上高1699億3400万円(前年同期比12.5%減)、営業利益80億7300万円(36.1%減)、経常利益94億6300万円(30.6%減)、親会社に帰属する当期純利益86億4900万円(17.9%減)となった。

地域別にみると、日本では取り扱い物量は航空貨物が総じて低調となり海上貨物も伸び悩んだが、倉庫業務は堅調に推移。航空貨物の取り扱いは、在庫調整の影響等もあり輸出入とも減少が続いたが、医薬品等の取り扱いが堅調に推移した。海上輸出では機械・設備等の取り扱いが堅調で、輸入は機械、雑貨等が好調に推移した。

アジアでは全体的に自動車関連貨物の取り扱いの回復が遅れるなど低調な動きとなった。国別で見ると、タイで航空貨物の取り扱い物量が減少したことなどが収益に影響し前期比で大きく減少。一方、ベトナムでは雑貨等の取り扱いが堅調に推移し、インドで国内配送業務が好調となるなど、アジア地域の収益下支えとなった。

中国では景気回復の遅れの影響等により海上・航空貨物の取り扱いが低調となり、価格競争の激化等の影響により収益性が低下。地域別では常熟で海上輸出コンテナの取り扱い等が堅調に推移し、第4四半期から連結子会社化した中外運日新が収支に貢献した。

米州では各国とも自動車関連貨物の取り扱いが堅調に推移。国別では米国では食品、大型蓄電関連貨物の取り扱いが収益に寄与した。また、メキシコでも期後半から自動車完成車の取り扱いが回復傾向となった。

欧州では総じて荷動きの低調が続き収益は伸び悩んだ。国別ではポーランドにで倉庫事業が堅調に推移したが、ドイツで家電製品や自動車関連貨物の取り扱いが低調となるなど、全体的に勢いにかける動きとなった。

次期は、売上高1830億円(7.7%増)、営業利益91億円(12.7%増)、経常利益98億円(3.6%増)、親会社に帰属する当期純利益103億円(19.1%増)を見込んでいる。

明治海運 決算/3月期の売上高12.0%増、営業利益は30.1%増

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