中継輸送のプラットフォーム「ドラ基地」を提供するスペースは12月17日、泊付き運行を日帰り中継輸送に切り替えた場合の運賃シミュレーションを公開した。
「ドラ基地」は、中継拠点を持たない物流事業者を支援するサービス。事業者どうしをマッチングさせることで、単独長距離輸送を中継輸送で日帰り運行にできる。
例えば関西~関東間を2泊3日で運行している物流事業者が、荷物交換式の中継輸送を導入すると、日帰りが可能となり、宿泊費削減や拘束時間、待機時間の削減につながる。
スペースのシミュレーションによると、兵庫県神戸市~神奈川県横浜市(片道502km)間で大型車両1台(パレット物)を中継輸送に切り替えた場合、売上は37万円増、収益率は8%増になるという。
2024年問題でトラックドライバーの時間外労働が制限され、従来のような長距離運送ができなくなり、ドライバーの宿泊費など輸送コストが増加する問題が起きているとして、スペースは「ドラ基地」を活用した物流の効率化を呼び掛けている。