アスクルは2月12日、国際環境非営利団体CDPが実施する2024年の「気候変動Aリスト」企業に選定されたと発表した。
「気候変動Aリスト」は気候変動に対する取り組みとその情報開示において、特に優れた活動を行っている企業に与えられる。
今回の選定は、排出削減、気候変動対策、ネットゼロ目標などの取り組みが評価されたもので、コーポレートサステナビリティにおける先進企業として認定されたことを示す。
CDPは、企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを運営する非営利団体で、2000年の設立以来、142兆米ドルを超える資産を持つ700以上の金融機関と協働している。
2023年には、世界の時価総額の3分の2に相当する2万3000社以上、1100を超える自治体を含む2万4000を超える組織がCDPの質問書を通じて環境情報を開示した。
アスクルは、「RE100」目標を達成するため再生可能エネルギーの導入も進め、現在は本社、物流センター、子会社を含めたグループ全体における電力使用量の64.8%を再生可能エネルギーに切り替えている。
2016年の「2030年CO2ゼロチャレンジ」宣言以降、気候変動に対する環境先進企業としての取り組みを着実に推進している。
同社は今後も、「エシカルeコマース」として、事業活動を通じ環境課題、社会課題の解決に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。