商船三井は3月19日、LNG燃料自動車船CELESTE ACE (セレステエース)がベルギーのゼーブルージュ港で、Titan Supply(タイタンサプライ、本社オランダ)から約500トンのバイオLNG燃料の供給を受けたと発表した。
商船三井が運航する外航船として、初めてバイオLNG燃料を使用。タイタン社が供給するのは、燃料の製造から消費までライフサイクルベースで炭素強度がゼロ以下となるもので、EU域内が対象のISCC―EU認証(国際持続可能性カーボン認証)を取得している。
LNG燃料は、従来の燃料油に比べてCO2排出量を約25%削減する効果が見込める。廃棄物や残渣由来のバイオLNG燃料を使用することで、さらなるCO2削減効果が望める。
LNG・バイオLNGともに主成分はメタンで、輸送や消費に関わる既存のLNGサプライチェーンを活用できるため、船舶運航における脱炭素化に向けた有効な手段になるという。
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