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日本GLP/流山市の物流施設へ880人受け入れ、災害協定締結

2019年10月01日/CSR

日本GLPは10月1日、千葉県流山市と「GLP流山I」を災害時に一時避難施設として使用する災害協定を締結した。

<GLP流山I>

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GLP流山Iは地上4階建て延床面積約13万m2のマルチテナント型物流施設で、免震・プレキャストコンクリート(PC)造の堅牢な建物に加え、バックアップ電源や地下水供給設備などの防災設備を完備。

また、240人分の防災用品を備蓄しており、非常時には車両スロープを経由して迅速に施設内へ避難できるようになっている。これらの施策が評価され、災害時等における一時避難施設として流山市から指定を受けた。

<災害時に開放する屋上駐車場>

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<ランプウェイを自動車で自走し、屋上へ迅速に避難することができる>

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<コンビニや自動販売機を設置したカフェテリアも開放する>

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協定書では、大規模災害が発生した際、GLP流山Iの施設内や、近傍に所在し他に適切な避難場所がない400世帯880人の地域住民に対して、施設の屋上駐車場とカフェテリア、洗面所などを一時的な避難施設として開放することを定めている。

<日本GLPの帖佐社長(左)と井崎市長(右)>

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日本GLPの帖佐義之社長は、「東日本大震災で仙台港にある物流施設が被災し、従業員100人が10m程の津波に襲われた際、施設に備えつけたランプウェイを駆け上がって一命を取りとめた経緯がある。その経験を踏まえて、我々の物流施設が地域の方々の役に立てるのではないかと考え、防災協定を各地で締結している。協定の締結は、今回の流山市とが8件目。これは、一つの社会的使命ではないかと考えており、今後も継続していきたい」と語った。

流山市の井崎義治市長は、「日本GLPには、GLP流山Iの竣工以来、流山市への直接の経済効果や雇用の活性化に寄与してもらい、大変感謝している。GLP流山Iが立地するエリアは江戸川で洪水が起こった際の浸水想定区域に含まれているが、周辺にはすぐに避難できる施設がない。そのため、GLP流山Iへ避難できることは、市民にとっても災害対策を行う上で非常に意義のあることだ。今後も日本GLPと、防災・減災の面で連携体制が一層強化できることを期待している」とコメントした。

■GLP流山I
所在地:千葉県流山市南319
敷地面積:6万189m2
延床面積:13万2815m2
構造:地上4階建て、免震・PC造
竣工:2018年2月

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