ANA/日欧間初の貨物専用便、ドイツへ出発(動画あり)

2020年06月10日 

ANA(全日本空輸)は6月10日、同社初の日欧間貨物専用便「成田=フランクフルト線」の運航を開始した。

成田=フランクフルト線は、新型コロナウイルスの影響による貨物便の供給不足に対応するため、週1便(6月10日、17日、24日)の臨時便として運航する。

機体は、2019年夏に導入したボーイング社の新型貨物機「777F」型機を投入。最大100トンの貨物を搭載可能で、完成車や半導体製造装置といった大型貨物の輸送にも対応できる。

第1便の「NH8597便」は、半導体製造装置や電子機器・部品、衣料品、医療用品など総重量65トンの貨物を載せて、6月10日午前8時53分に成田空港を離陸。フランクフルトからの復路では、電子部品や医薬品、ワインなど総量100トンを輸送する予定だ。

<ボーイング777F型機>

<フランクフルト行きの貨物。木箱で梱包された大型貨物も>

<貨物搭載作業>

<成田空港を飛び立ったB777F>

ANAが欧州方面へ貨物専用便を飛ばすのは、今回が初の試みだ。

従来、日欧間の貨物輸送は主に旅客便が担っていたが、新型コロナウイルスの影響を受けた旅客便の減便により貨物輸送の供給量が大幅に減少。これを受けて、ANAは5月に「羽田=フランクフルト線」の臨時貨物便を運航しており、欧州方面への一定の需要が見込めたことから専用便の運航を決定した。

今後は、7月も6月と同規模での運航を検討しており、その後も貨物便の需要に合わせて不定期便として運航を予定している。

<浦野 敏央副センター長>

ANA 成田ウェアハウスオペレーションセンターの浦野 敏央副センター長は「航空便の相次ぐ減便により、日欧間で貨物便の供給が大きく不足している。世界のサプライチェーンを結ぶ貨物便の供給は我々の使命だ。臨時便の運航によって、各国の閉鎖解除による経済活動の本格化に備えたい」とコメントした。

■「成田=フランクフルト線」の概要
運航日:6月10日、17日、24日
※7月も同規模で運航予定
「NH8597 成田→フランクフルト」
出発予定:8時30分
到着予定:13時40分

「NH8598 フランクフルト→成田」
出発予定:15時40分
到着予定:翌日10時5分

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