日本通運は8月1日、佐賀県鳥栖市で新倉庫「NX鳥栖ロジスティクスセンター 」を稼働開始した。半導体関連やEC物流をサポートし、交通の要衝として九州エリア全体をカバーする。
九州では熊本県を中心に半導体関連企業の進出や精密機械メーカーなどの工場立地が進み、物流需要が高まっている。なかでも鳥栖市は鳥栖JCTを中心に九州各地に道路が延びることから、多くの物流・製造拠点が集積する。
NX鳥栖ロジスティクスセンターは、長崎自動車道「鳥栖IC」まで約3.6kmの好立地。半導体関連やECなど近年ニーズが高まる産業に対応した、九州エリア最大級(延床面積11万m2)の倉庫となる。
半導体生産における「前工程」「後工程」を水平分業で行う関連企業の工場が集積するエリアにアクセスできるほか、消費財のDC・TC拠点としてクロスドック機能も持ち、短納期での配送が求められるEC業務にも対応できる。
NXグループでは半導体関連産業への取り組みを強化しており、地域の産業振興と発展にも貢献したいという。
■倉庫概要
所在地:佐賀県鳥栖市藤木町1592-7
構造:S造(柱一部RC)耐震構造 4階層
延床面積:11万371.4m2 (3万3387坪)
主要設備:作業空調(2~4階、25℃前後)、倉庫荷重
(1.5t/m2)、非常用発電設備
営業開始日:2024年8月1日