川崎汽船は12月24日、ESG投資の世界的な指標である「Dow Jones Sustainability Indices(DJSI)」の「Asia Pacific Index」構成銘柄に選定されたと発表した。
同社がこの指標に選定されるのは、2011年から14年連続となる。
DJSIは、S&P Dow Jones Indicesが提供する投資指標で、企業の持続可能性(サステナビリティ)への取組を経済・環境・社会の3側面から評価し、取組が優れていると評価された企業を構成銘柄に組み入れている。
このうち、今年度のAsia Pacific Indexは、アジア太平洋地域の大手企業609社を評価の対象とし、上位161社(うち日本企業78社)を構成銘柄に選定している。
DJSIは1999年に発足した、世界で最も歴史のあるESG投資指標であり、企業の持続可能性への取組を重視する投資家が、投資先を選定する際の重要な基準となっている。
同社は海運業を主軸とする物流企業として、人々の豊かな暮らしに貢献することを企業理念として掲げている。気候変更問題をはじめとする環境や社会の課題を成長の機会と捉え、社会的価値と経済的価値の双方を創出することを通じて、すべてのステークホルダーからの信頼を獲得することを目指しているという。
今後も同社は、サステナビリティへの主体的な取り組みを通じて、地球環境の保全と持続可能な社会の実現に貢献しつつ、企業価値の向上に取り組んでいくとしている。
商船三井/ESG投資指数「DJSI」のアジア構成銘柄に3年連続採用