ライナロジクスは3月11日、AI自動配車システム「LYNA(ライナ) 自動配車クラウド」の新機能「積み置き機能」の提供を開始した。
新機能「積み置き機能」は、1日の最後に積み置きがある運行パターンを作成できるようにしたもの。
積み置きがある運行パターンの配車は、ベテランの配車担当者でも頭を悩ませる配車であり、配車システムにおいても、作成に手間を要してしまうことが課題だった。
新機能により特別な設定や煩雑な調整無しで積み置きがある運行パターンを作成できるようにし、簡易的で効率的に、積み置きがある一連の配車計画を作成できるようになった。
<「積み置き機能」により新たに作成できるようになった運行パターンの例>
「積み置き機能」の特徴は、積み置きを予定した配車計画を自動で作成する。1日の最後に「どの車両がどの荷物を積んで何時に車庫に戻ってくるか」というところまでシステムで作成する。
さらに、「積み置き当日の配車計画」と「指定した配送日の計画(積み置き翌日など)」が整合性のとられた計画となるようシステム側でデータ連動し、調整する。
「積み置き機能」で期待できる効果では、積み置きした車両の荷物と降ろし日の配送先とが自動で連動することで複数日にまたがる計画の効率的な作成が可能になる。荷物と配送先を手動で紐づけるような煩雑な操作無しで一貫した計画が作成できるようになり、配車業務の効率向上・配車担当者の負担減に寄与する。
また、「どの車両がどの荷物を積んで何時に車庫に戻ってくるか」というところまでシステム上で作成できることで、計画上に空白部分がなくなり、各ドライバーの拘束時間も計画時点で把握、日々の拘束時間管理にも寄与、運行全体の可視化も可能になる。
計画作成後は、帳票にして出力が可能。ドライバーへの指示出しをより明確かつスムーズに行えるようにする。配車担当者・ドライバー間の認識違いを防ぎ、配送業務の安定化に寄与する。
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