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ゼロ/車両輸送の舞台裏を公開、プロたちの仕事術を紹介

2025年04月14日/3PL・物流企業

ゼロは4月14日、車両輸送の舞台裏を公開、プロたちの仕事術を紹介するニュースレターを発表した。

<車両輸送の様子>
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車両輸送業界の3月中旬から4月中旬は、年度末の引越しシーズンと新年度開始に伴う車両移動が重なる繁忙期。同社も引越しに伴うマイカー輸送業務や、リース車の更新および新車購入による中古車売買の増加により、この時期は全国の事業所において非常に厳しい繁忙期を迎える。

<2024年の川崎CSCでの繁忙期の様子。本来、キャリアカーが駐車するべきスペースにまで荷積を待つ車が並ぶ>
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2025年の繁忙期は、いわゆる 2024年問題も加わり、輸送依頼が通常よりも増加することが予想されていたこともあり、例年以上の配車調整や納期遅延などの深刻な課題が発生する懸念があった。そこで、同社は昨秋より、主力物流拠点のひとつである川崎市東扇島の「川崎カスタマーサービスセンター(川崎CSC)」(収容可能台数約580台)において、繁忙期対策として「川崎プロジェクト」を実施することにした。

このプロジェクトでは、「首都圏エリア(23区や横浜市など)の車両引取範囲の見直し」、「構内作業員チームを再編成し、8時間×3交代制による24時間稼働体制を確立」、「積み下ろし作業を1か所に集約し、物流拠点や港での一括管理を実現」等の施策を実行し、業務効率化と納期の安定化を図った。

<2025年3月下旬、川崎CSCの繁忙期の様子>
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その結果、例年3月の繁忙期のピーク時には、車両で埋まりがちであった川崎CSCにおいても、時間帯による波はあるものの、混雑期間を短縮できるなどの改善効果が現れている。

同社の強みは、さまざまな専門性を持つプロフェッショナルの存在。キャリアカーを巧みに操るキャリアカードライバーや「自走員」、車両輸送のドライバーを支える現場のリーダー「チーフパイロット」や配車のエキスパート、車両整備の熟練技術者など、現場を知り尽くした多彩なプロフェッショナルが活躍している。さらに、車両輸送向け専用アプリを自社開発するなど、テクノロジーを活用した業務支援にも注力しており、車両輸送の品質と効率を両立するため、長年蓄積された輸送技術と最新のデジタル技術を融合した革新的なサービスを徐々に展開しているところだ。

車両輸送という仕事は、専門分野に特化したたくさんのスタッフたちが協力し、次々と引き継がれてようやく顧客のもとに届けられる。その過程には、プロフェッショナルたちの卓越した技術とチームワーク、そして全国規模で張り巡らされたネットワークの活用が欠かせない。今回より、ゼロの車両輸送の舞台裏をさまざまな視点から捉え、その魅力についてシリーズとして紹介していくとしている。

丸全昭和運輸ほか/シンジェンタジャパン等と共同配送に向けた検討開始

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