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プロジェクトGLP 「GLP座間」

2017年01月19日/物流最前線

LEEDプラチナの取得

【内覧のお問い合わせ】事業開発部 03-6858-2276(久保)

一方、環境面についても最新の設備を誇っている。倉庫・事務所専有部分を含む全館にLED照明を採用。環境への配慮とランニングコストの削減に貢献している。外壁には断熱性の高いサンドイッチパネルを使用。免震構造とプレキャストコンクリートの採用により、建設工事の合理化と建物の長寿命化が可能となり、ライフサイクルCO2を約12%削減したとしている。加えて、世界150か国で普及しているLEEDの最高ランクであるプラチナを取得している。

サンドイッチパネルについては、高い断熱性を持つ。「庫内の温度が外気温より高くなることはまずありません。低層階だと4~5℃程度外気温より低く、今のところ作業向けの空調設備を入れている顧客はいらっしゃいません。そのくらい働きやすい環境を実現しています」と駒氏は胸を張る。

また、プレキャストコンクリート構造については、ランプ部分にも採用したことで、建設工事の合理化とともに、建設コスト削減にも役立っている。

松脇氏は「顧客の多くは、昨今CASBEEやLEED認証を気にされます。LEEDでプラチナを取得していることは、顧客にとってもGLPにとってもアピールポイントになるもので、GLP座間を利用いただく荷主企業からも非常に高い評価をいただいております。環境対策を考えない企業は生き残れない時代になっているのではないでしょうか」と話す。

なお、LEEDとは、Leadership in Energy & Environment Designの略で、建築物全体の企画・設計から建築施工、運営・維持管理の省エネ、環境負荷を7分野で評価し、全110点のうち、格付け・認証する制度だ。80点以上がプラチナに認定され、60点以上がゴールド、50点以上がシルバーとなる。日本における物流施設のプラチナ認証は現在3物件しかない貴重なものだ。3物件すべてGLPの施設で、その一つがGLP座間となる。

<地下水供給設備>
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アメニティ(共用部分の休憩室、カフェテリア、トイレ等)の充実は時代の趨勢

最近GLPが開発する先進的物流施設の特徴はアメニティ施設の充実だ。このGLP座間でも、「かなり力を入れています」と松脇氏が話すほど他には見られない充実度を図っている。一昔前には考えられない内容だ。

5階の共用部には、カフェテリアやカフェゾーン、ラウンジゾーンを配置。一見して物流倉庫とは思えないほどの豪華な雰囲気を醸し出している。ラウンジゾーンではくつろぎをコンセプトに、落ち着きのある空間を提供している。客席は300席近くある。

駒氏は「ラウンジゾーンのソファは特に人気があります。ゆったり座ってくつろいでいる方も多いですね。また、カフェテリア・カフェゾーン共にコミュニケーションスペースとして利用される方も多く、入居企業の従業員の中にはこちらで仕事をされる方もいますし、私も時々仕事をしています。無料Wi-Fiの感度も非常に良いですから」とその快適さと人気ぶりを説明する。

また、「アメニティゾーンの写真をパートさんや従業員の募集時に見せると、評判が良く、気に入って入社される方もいらっしゃると聞いています」と駒氏は続ける。

共用部には、ほかに貸会議室や売店、24時間利用可能な自販機コーナー、喫煙室なども設けており、従業員の快適な職場環境を整えている。特に、売店には安価でバラエティ豊富な食事(弁当)が人気を集めている。通常のコンビニ弁当よりも割安だという。

<カフェテリア ラウンジゾーン>
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<売店>
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<事務所>
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