陸上、海上、航空貨物すべてに適した南港DC
内陸部の藤井寺DCとは一変し、南港DCは2棟にまたがるマルチテナント型物流施設で、合計すると大阪湾岸部では最大級の敷地面積12万7000m2、延床面積28万4000m2となる。2016年11月に竣工した南港DC1が延床面積12万6000m2、2018年2月竣工予定の南港DC2が延床面積15万8000m2と単体規模でも巨大だ。
南港DCは、国際海上コンテナのオペレーションに適した立地だ。大阪中心部へは阪神高速で約15分、関西空港へ約40分とアクセスは良い。陸上、海上、航空貨物すべてに対応できる物流適地となっている。大阪市営ニュートラムのポートタウン西駅から徒歩10分と通勤にも便利で、従業員確保にも有利だ。
この地は、ESRのスチュアート・ギブソンCEOにも思い入れのある地とのことで、大阪では内陸部の藤井寺DCと共に湾岸部での開発も決めたという。
藤井寺DCより一足先に竣工した南港DC1は、藤井寺DCとほぼ同様の施設整備を実現している。4階建てのダブルランプ構造で1~3階は各階に大型トレーラーの直接乗り入れ接車が可能だ。
3~4階は荷物用エレベーターを装備し、多層階オペレーションも可能。環境面もBCP対策も藤井寺DCと同様の高いレベルを実現している。
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