LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





Hacobu/日本触媒でのトラック予約受付サービス「MOVO Berth」の導入事例公開

2025年10月14日/IT・機器

PR記事

Hacobuは10月14日、日本触媒でのトラック予約受付サービス「MOVO Berth」などの導入事例を公開した。

高吸水性樹脂や原料のアクリル酸をはじめとする化学素材をグローバルに供給する日本触媒の姫路製造所では、配車や受け付けを表計算ソフトや紙台帳で管理していたため、直前の予定変更への対応や受け付け状況の把握が難しく、可視化不足や属人化が課題となっていた。

こうした業務課題や法改正を背景に、2024年に姫路製造所でSAP基幹システムとの連携も含めた「MOVO Berth」の導入プロジェクトをスタートさせるとともに、更新を計画していた入構管理システムについて、車両の入退場を自動で記録するRFIDゲートと連携させる仕組みの検討を開始した。

また、グループ会社である日触物流の姫路事業所受注担当が行っている配車手配業務の標準化・効率化や、委託先運送会社とのスピーディーな情報共有などを目指し、SAP基幹システムとの連携を前提とした「MOVO Vista」導入についても検討を開始した。

<基幹システム連携とRFIDのAPI連携でさらなる効率化>
20251014syo01 520x235 - Hacobu/日本触媒でのトラック予約受付サービス「MOVO Berth」の導入事例公開

導入の結果、受付完了の有無や車両到着状況がリアルタイムで可視化され、直前の予定変更にも柔軟な対応が可能になるとともに、表計算ソフト管理では難しかった情報共有が可能になったことで、受付、現場、事務所間で個別の問い合わせがなくなり、コミュニケーションの円滑化が図られた。

また、運送会社との調整を行う連絡ルートが一本化でき、電話による現場間の情報共有を含めた諸作業にかかる時間を合計で年間約2000時間削減。

さらに「MOVO Berth」に入力されたドライバー情報からRFIDゲートに使用するIDカードを作成することで受付担当の作業が不要になったほか、前日までに登録されている荷役の事前準備が可能となり、当日の混雑解消につながった。

現在、バースごとの荷待ち時間や拘束時間について要因を解析し、トータルの滞在時間を短縮するための取り組みを実施。製造現場側のユーザー登録も進めることで、同一プラットフォーム上で到着状況や作業状況のデータを共有するとともに、他拠点への導入拡大も進めている。

Hacobu/MOVOの三井倉庫ロジスティクス関東事業所での導入事例を公開

関連記事

Hacobuに関する最新ニュース

一覧を見る

RFIDに関する最新ニュース

一覧を見る

SAPに関する最新ニュース

一覧を見る

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース