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プロロジス/EC事業者の物流オペレーション支援でSTOCKREWと提携

2023年10月05日/IT・機器

プロロジスは10月5日、EC物流業務代行のSTOCKCREWと、物流サービスに関する基本合意を締結し、業務提携したと発表した。

<THE CUBE で稼働する自立自走型ロボット(AMR)>
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基本合意に基づいて、プロロジスはマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク八千代 1」内に、小規模EC事業者向けの フル フ ィル メン トサービスを提供する専用区画 「THE CUBE」 を開設 。STOCKCREW 社との協業により、小規模EC事業者向けのフルフィルメントサービスの提供を開始した。

「THE CUBE」では、小規模事業者のハードルとなりやすい初期費用および固定費の投資が不要で、1点から荷物を預けることが可能。保管料は縦・横・高さ各 10cm を一単位として、日次計算し保管している商品のみに課金するシンプルな料金体系を採用している。

「THE CUBE」の専用区画は約1万1400m2。自立走行型のピッキング補助ロボット(AMR)を100台導入し、標準化されたオペレーションを提供する。配送面でも、大手配送キャリアとの連携が決定しており、荷物の保管・庫内作業から配送まで一気通貫の高品質な物流サービスを提供し、小規模EC事業者の成長を物流面からサポートする。

EC事業の堅実な成長には、安定的な物流オペレーション、保管スペースの柔軟性や拡張性、大手EC事業者に見劣りしない物流コストの低減などが必要となるが、小規模EC事業者にとっては物流実務ノウハウや人材不足により、実践は大きな課題となる。「THE CUBE」は、小規模EC事業者が直面するこうした課題を解決し、ビジネス成長をサポートする。

<「プロロジスパーク八千代 1」外観>
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<「プロロジスパーク八千代 1」従業員向けカフェテリア>
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プロロジスはこれまでにも、カスタマーサービスの向上および物流業界が抱える課題解決を目的に、コンサルティングサービスや、DXによる物流効率化支援、ラストワンマイル物流拠点「プロロジスアーバン」などあらたなソリューションを提供してきた。また、つくば市のマルチテナント型物流施設「プロロジスパークつくば 3」内には、インキュベーション施設「inno-base TSUKUBA(イノベース・ツクバ)」を開設し、スタートアップ企業を支援している。このたびの STOCKCREW社との協業では、小規模 EC 事務業向けに新たな物流インフラを提供し事業成長を後押しするとともに、物流業界のさらなる発展に寄与することをめざす。

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