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物流ロボティクス時代/accaとGeek+の挑戦

2017年07月24日/物流最前線

PR記事

複雑化する物流オペレーションと人手不足を解消

アッカの倉庫にとっての付加価値のもう一つがGeek+EVEの導入だ。加藤社長は「在庫の効率化を図ることで、販路は拡大。在庫一元化を実現して、売り上げが上がっていくと、物流オペレーションもどんどん複雑化していきました。商品の動きがBtoBとBtoCの中間のような動きの商品もあり、人手不足もあり、ボリュームは増えて複雑化しているのに人手を増やせない環境で困っていました」。

さらに「一番大きな問題が、波動でした。EC市場が拡大するにつれ、それまで2倍程度の波動だったものが、3倍、6倍、10倍となり、そのピーク時にどう吸収すればよいかは大問題でした」とGeek+EVE導入前の苦悩を打ち明ける。

その対策として、加藤社長はさまざまな物流施設に導入しているロボットや設備を見学することになる。日本国内だけでなく、インド、中国にも足を延ばし、比較検討していった。そこで出会ったのが、アリババが導入していた「Geek+EVE」だった。

Geek+日本法人の佐藤社長は「Geek+EVEは約2年前に清華大学、北京大学、北京航空航天大学、中国科学院、北京科技大学などの博士号や修士号の研究者が集まった研究開発チームが開発したものです」と説明する。

このGeek+を見た加藤社長は説明を聞き、導入を決めた。決め手となったのはアリババでの導入実績だった。「波動への対応が一番大きな問題でしたが、すでにアリババでは11月11日(ダブルイレブン:独身の日)に難なく処理をこなしていました。

現在1000台が導入され、年末までに2000台になると言われています。アリババはこの1日、24時間で1.9兆円というびっくりする売り上げがあり、日本とは比べようもないボリュームでした」と話す。

さらに、ハード面では、他社製品と比べて稼働音の少なさ、動きのスムーズさ、そして故障の際のメンテナンスのしやすさを挙げている。

佐藤社長は「日本の物流施設は優秀で、このプロロジスパーク千葉ニュータウンの床も平面性が高いのですが、中国の物流施設の多くは、床がデコボコで、そこでも何の問題もなく動きました。ある他社製品だと床にあたりうまく回転できない等、安定性が悪く、床を削り取ることが必要な場合もあります。非常にタフな製品に仕上がっています」とその優秀さを説明する。

<EVEを導入したエリア>
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<現在はビルケンシュトックの商品を扱っている>
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<担当者の元へピッキングした商品を運んでくる>
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<床に設置された二次元コード>
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<EVE500は500㎏まで対応。右に見える輪っかの模様は正確なターンを示す>
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