大和物流は5月12日、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)の定期報告に基づく「事業者クラス分け評価制度」(2021年度提出分)において、優良事業者(Sクラス)評価を獲得したと発表した。
事業者クラス分け評価制度」とは、省エネ法においてエネルギー使用量(原油換算値)が年間 1500㎘以上である事業者を特定事業者とし、定期報告書の提出を義務付け評価するもの。各事業者は、省エネの達成状況に応じて経済産業省より、S(優良事業者)・A(更なる努力が期待される事業者)・B(停滞事業者)へクラス分けがされる。このうちSクラスは、5年間の平均原単位(エネルギー使用量の単位)を年1%以上低減する「努力目標」を達成した企業に与えられる。
同社では、大和ハウスグループ環境行動計画「エンドレス グリーン プログラム2026」のもと、環境と企業収益の両立を目指している。電力使用量の削減については、自社開発した物流センターにおいて、照明を省エネ性に優れるLEDに切り替えるなど環境配慮型の施設運営を行い、2022年からは、屋上に太陽光パネルを敷設し、発電した電力を施設内で自家消費している。こうした取組みにより、エネルギーの使用に係る原単位が過去5年間平均で96%(4%削減)を達成した。
<自社開発した物流センターに太陽光パネルを設置>
同社は今後も、継続的にエネルギー使用の削減に取り組み、より環境に配慮した商品・サービスの提供を通じて、環境と共生し人が心豊かに生きる社会の実現を目指すとしている。