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イームズロボ/佐川急便とのドローン物流用機体、型式認証申請

2023年05月25日/IT・機器

イームズロボティクスは5⽉25⽇、国⼟交通省ドローン情報基盤システム2.0で、新型物流ドローン「イームズ式E600-100型(E600)」の第⼀種型式認証を申請したと発表した。

<イームズ式E600-100型(イメージ)>
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E600は、機体にカーボン素材を使⽤し、軽量かつ高い剛性を持つ構造とするほか、各種システムは安全性の向上を目指した設計とし、⼈や⼈家の上空を多少の天候変化に左右されることなく、安全に荷物を運搬することができるコンセプトのもと開発が進められている。

2025年に佐川急便と進めるドローン物流実用化用の機体で、今後、「カテゴリー3」運航の承認を得ることで、「レベル4」(有人地帯における補助者なし目視外飛行)飛行が可能となり、過疎地や離島での⽣活利便性向上と持続可能な配送スキーム構築を⽬指す。

ドローンの型式認証制度は、国土交通省が航空法に基づき、特定飛行に資することを目的とする型式の無人航空機の強度、構造、性能について、設計・製造過程が安全基準と均一性基準に適合するかを検査し、安全性と均一性を確保するための制度で、2022年12月5日に改正航空法が施行されたことに伴い開始されたもの。

ドローンがレベル4飛行(有人地帯での目視外飛行)を行うためには、機体ごとに認証を受ける必要があるが、型式認証を受けた型式のドローンは、機体認証の検査の全部または一部が省略される。

E600が取得した第一種型式認証は、立入管理措置を講ずることなく行う特定飛行を目的とした機体を対象にしたもの。第一種型式認証申請を国土交通省が受理したのは、今回が2件目。

■「イームズ式E600-100型」機体仕様(予定)
機体⼨法:全⻑約2m×全幅約2m×全高約0.7m
最大離陸重量:24.9kg
機体重量:19.9kg
積載量:5.0kg
最大飛行速度:15m/s
対地高度:150m(最大)
最大飛行時間(最⼤積載重量時):20分

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