日本ドローンビジネスサポート協会は、大型ドローンを活用した物資輸送「ドローン空輸」サービスを、2025年4月1日より正式に提供開始した。
同協会は岡山県に拠点を置く一般社団法人。ドローン輸送サービスや操縦士育成などに取り組んでいる。
「ドローン空輸」は、中国のドローンメーカー・DJI社製の大型商用ドローン「FlyCart 30」を使用して、最大35kgまでの物資を輸送するサービス。協会では2024年に「FlyCart 30」を導入し、各地域で様々な輸送を行い、実務ノウハウを蓄積。 こうした実績をもとに全国的なサービスとして「ドローン空輸」を正式にリリースするに至った。
都市部の混雑地域から山間部、離島まで、全国各地であらゆる地域で利用できるのが特徴で、輸送距離や梱包方法については要相談。ガソリンや危険物輸送については、事前の申請が必要となる。
道路状況に左右されない空路配送で、従来の車両配送に比べCO2の大幅な削減にも貢献する。
料金体系は基本料金20万円+交通費(距離加算、重量加算、危険物輸送加算あり。
今後、サービスの拡大に合わせ、機材の追加やドローンパイロットの育成にも注力していく。
ドローン/岡山県笠岡市の離島で既存空港を活用した危険物輸送実験