日本通運は2月27日、2024年度(1~12月)の鉄道コンテナ取り扱い実績が前年比1.9%減の135万6973個だったと公表した。
同年度の通運事業は、「物流の2024年問題」や「脱炭素化」の追い風を受け、鉄道へのモーダルシフトが加速。
しかし個人消費の低迷や中国経済の低迷、自然災害による列車運休、JR貨物の輪軸組立不正問題などの影響を受け、取扱個数は前年を下回る結果となった。
品目別では、モーダルシフトが進んだ「清涼飲料水・ビール」が大きく増加したが、「自動車部品」「化学工業品・化学薬品」を中心に前年を下回った。
2025年度も2024年問題や脱炭素の課題解決に向けて、「売上の拡大」「事業利益の拡大」「安全・品質・コンプライアンスの順守」を主軸に通運事業を強靭化していく方針。
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