ライナフは12月17日、同社が提供する「スマート置き配」が大和リビングの賃貸管理物件に導入されたことを発表した。
スマート置き配とは、共用エントランスにライナフの提供する「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を設置することで、オートロック付きのマンションでも置き配ができるようになるシステム。
大和リビングが「スマート置き配」を導入した背景には、事業の根幹に入居率の維持・向上があることが挙げられている。
その実現には、入居者の満足度を高め、長期的に住み続けられる環境づくりが重要だとしており、「スマート置き配」による利便性の提供を通した満足度向上がそれにつながるという。
すでに導入済みの400棟に加え、2024年12月末までに、オートロック付きの賃貸住宅計500棟(1万4000戸)への導入を予定しており、これからも拡大導入していく。
ライナフは「スマート置き配」の導入を通じて、賃貸住宅に届く荷物の再配達を削減し、入居者の利便性向上を図るとともに、宅配関連トラブルの解消による管理業務の負担軽減にも寄与するという。
また、物流業界が直面する労働力不足やCO2排出量削減といった課題への対応にも貢献し、持続可能な物流の実現を支援していくとしている。